メンタル・心療内科

仕事を休む(休職する)手順——診断書から傷病手当金の申請まで

「うつで仕事を休みたいけど、何をすればいい?」「傷病手当金ってどうやって申請する?」——メンタルヘルス不調で休職する際の手順をまとめました。

この記事の結論

  • まず受診して医師に状況を伝え、診断書を発行してもらう
  • 診断書を会社に提出して休職開始。就業規則・担当部署を確認する
  • 傷病手当金の申請は忘れずに。給与の約2/3が最長1年6ヶ月もらえる

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「限界かもしれない。仕事を休みたい」——そう感じたとき、何から始めればいいか迷ってしまう人は多いです。

休職は「逃げ」ではなく、回復するための時間です。手順を知っておくことで、スムーズに休める準備ができます。

はじめにお読みください

この記事は、受診前の情報を整理するためのものです。医師による診断や治療の代わりにはなりません。症状が強い場合や、急激に悪化している場合、緊急性があると感じる場合は、医療機関や救急窓口にご相談ください。

全体の流れ

① 受診(心療内科・精神科)

② 診断書を発行してもらう

③ 会社に報告・休職を申請する

④ 休職開始

⑤ 傷病手当金を申請する(忘れずに)

Step 1: 受診して診断書をもらう

まず心療内科または精神科を受診して、医師に現在の状態を詳しく伝えてください。

伝えるべきこと:

  • いつ頃から症状が始まったか
  • 具体的な症状(眠れない・食欲がない・仕事に集中できない等)
  • 職場での状況(業務量・人間関係など)
  • 「休職が必要かどうか」を医師に率直に聞く

「休職したいので診断書を出してほしい」と伝えてOKです。 医師が必要と判断すれば診断書を発行してくれます。

診断書に書かれる内容の目安:

  • 診断名(適応障害・うつ病・自律神経失調症など)
  • 療養に必要な期間(〇ヶ月程度の療養を要する)

診断書の費用は3,000〜5,000円程度(保険外の文書料)です。

Step 2: 会社に報告・休職を申請する

診断書を持って、上司または人事・総務に報告します。

直属の上司への報告が難しい場合: 人事・総務に直接連絡してOKです。「体調不良で受診し、医師から休養を勧められた」と伝えるだけで十分です。

就業規則の確認: 会社によって休職の申請手続きや休職できる期間が異なります。人事・総務に確認してください。

休職中の給与: 多くの会社は休職中の給与を支払いません。ただし後述の傷病手当金で補填されます。

Step 3: 傷病手当金を申請する(重要)

会社員・公務員が健康保険に加入している場合、傷病手当金を受け取ることができます。

金額: 給与の約2/3(標準報酬月額の2/3) 期間: 最長1年6ヶ月 条件: 連続3日間仕事を休んだ後、4日目以降の欠勤分

申請の流れ

  1. 健康保険組合(または協会けんぽ)から申請書を取得
  2. 申請書を記入(本人記入部分・会社記入部分・医師記入部分)
  3. 会社と医師に記入してもらう
  4. 健康保険組合等に提出

申請は自分で動かないともらえません。 会社が自動的に手続きしてくれるわけではありませんので注意してください。

自営業・フリーランスの場合

国民健康保険には傷病手当金制度がありません(一部の自治体は独自制度あり)。

休職後にやること

休職が始まったら:

  • 定期的に主治医のもとに通院する
  • 休養をとりながら、少しずつ生活リズムを整える
  • 職場との連絡窓口を一本化する(直属の上司ではなく人事に限定するなど)
  • 復職のタイミングは医師と相談しながら決める

「早く復職しなければ」と焦らないことが、回復を早める上で大切です。

オンライン診療で受診・診断書を取得できる?

オンライン診療でも診断書に対応しているサービスがあります。「診断書が必要」と予約時に伝えることで、受診時にそのつもりで診察してもらえます。

ただし、初診での診断書発行可否はサービス・医師によって異なります。詳しくはオンライン診療で休職の診断書はもらえる?流れと初診での対応を参照してください。

傷病手当金の申請手続きや産業医面談については傷病手当金の申請と産業医面談で詳しく解説しています。

公式サイトで確認を

対応できる範囲や料金は、サービスによって変わります。「自分の状況で使えるかな」と思ったら、ぜひ公式サイトで最新の情報をご確認ください。

まとめ

  1. 受診→「休職が必要」と医師に伝えて診断書を発行してもらう
  2. 会社に報告→ 診断書を提出して休職を申請(就業規則を確認)
  3. 傷病手当金を申請→ 自分で手続きが必要。給与の約2/3が最長1年6ヶ月もらえる

「まず受診する」が全ての出発点です。まだ受診していない方は、心療内科・精神科(オンライン可)に相談してみてください。

関連記事・公式確認

→ 心療内科の予約が取れないときの対処法 → 心療内科の初診で何を話せばいいか

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