睡眠時無呼吸症候群の治療——CPAP・マウスピース・受診の流れ
「睡眠時無呼吸症候群と言われた」「CPAPって何?」「いびきがひどいけど受診すべき?」——睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療選択肢と受診の流れをまとめました。
この記事の結論
- 診断にはまず簡易睡眠検査(自宅でできる)。精密検査が必要な場合は入院検査
- 中等症以上でCPAP療法が保険適用。毎月の通院でCPAP装置を継続レンタル
- 軽症はマウスピース・生活習慣改善から。重症は手術の選択肢もある
「家族にいびきがひどいと言われた」「昼間に強い眠気があって仕事に集中できない」「睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれない」——そのような場合、検査と治療で改善できる可能性があります。
はじめにお読みください
この記事は、受診前の情報を整理するためのものです。医師による診断や治療の代わりにはなりません。症状が強い場合や、急激に悪化している場合、緊急性があると感じる場合は、医療機関や救急窓口にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠中に呼吸が止まる・浅くなることを繰り返す疾患です。
よくある症状:
- 大きないびき(家族・パートナーから指摘される)
- 昼間の強い眠気(会議中・運転中に眠くなる)
- 起床時の頭痛・口の乾き
- 熟睡感がない・何度も目が覚める
- 集中力・記憶力の低下
高血圧・心臓病・脳卒中などのリスクが高まることが知られており、気になる症状がある場合は早めに受診を検討することをおすすめします。
診断の流れ
Step 1: 受診・問診
受診先:睡眠外来・内科・耳鼻科・呼吸器内科
問診で症状・体格(肥満度・首の太さ)・家族からの指摘などを確認します。
Step 2: 簡易睡眠検査(在宅)
自宅で専用の機器を装着して眠り、酸素飽和度・呼吸の乱れ・いびきなどを計測します。
- 機器は医療機関から貸し出し
- 普段の寝室・環境で測定できる
- 翌日機器を返却→数日で結果が出る
Step 3: 精密検査(必要な場合)
簡易検査で判断が難しい場合や、より詳細な評価が必要な場合は**ポリソムノグラフィー(PSG)**という精密検査を受けます。
- 病院への1泊入院
- 脳波・眼球運動・筋電図・呼吸など多数のセンサーを装着
- 睡眠の質・呼吸状態を詳しく評価
治療の選択肢
重症度(無呼吸低呼吸指数:AHI)によって治療法が変わります。
| 重症度 | AHI | 主な治療法 |
|---|---|---|
| 軽症 | 5〜15 | 生活習慣改善・マウスピース |
| 中等症 | 15〜30 | CPAP療法(保険適用) |
| 重症 | 30以上 | CPAP療法(保険適用)・手術の検討 |
CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
最も一般的な治療法です。就寝時にマスクを装着し、空気を気道に送ることで無呼吸を防ぎます。
保険適用の条件: AHI 20以上(または一定基準を満たす場合)で月1回以上の通院が条件です。
費用: 自己負担3割で月5,000〜7,000円程度(診察料+CPAP装置レンタル料)
メリット: 治療開始後すぐに昼間の眠気が改善する方が多い
マウスピース(口腔内装置)
就寝時に装着し、下顎を前に出すことで気道を広げます。
- 歯科医院で作製(保険適用あり)
- 軽〜中等症に有効
- CPAP より装着感が楽という方も
生活習慣の改善
- 肥満がある場合の体重減少(SAS改善に最も有効な生活習慣改善)
- 飲酒・睡眠薬の見直し(気道の筋肉を緩める効果があるため悪化する場合がある)
- 横向きに寝る(仰向けより気道が確保されやすい)
手術
口蓋・扁桃の構造的な問題がある場合に、耳鼻科で手術の検討をします。
公式サイトで確認を
対応できる範囲や料金は、サービスによって変わります。「自分の状況で使えるかな」と思ったら、ぜひ公式サイトで最新の情報をご確認ください。
関連記事・公式確認
→ 眠れない日が続いたら何科に行くか → メラトニンと睡眠薬の違いを確認する公式サイトで確認を
対応できる範囲・料金・予約方法はサービスによって異なります。「使えそうかな」と思ったら、公式サイトで最新の情報をご確認いただくと安心です。