違いを整理する

内科・心療内科・精神科・神経内科、何が違う?受診先に迷ったときの目安

「心療内科と精神科はどう違うの?」「神経内科って何?」——4つの診療科の違いと、症状別の受診先の目安をまとめました。

この記事の結論

  • 心療内科:ストレス・過労による身体症状(胃痛・頭痛・不眠など)が中心
  • 精神科:うつ・不安障害・統合失調症など精神疾患全般。心療内科より重症例を多く扱う
  • 神経内科:脳・神経・筋肉の病気(頭痛・めまい・しびれ・パーキンソン等)。精神疾患は専門外

「気分が落ち込んでいて眠れない——心療内科と精神科、どっちに行けばいいの?」「頭痛やめまいがするけど神経内科?内科?」——診療科の名前は似ていても、専門が違います。

はじめにお読みください

この記事は、受診前の情報を整理するためのものです。医師による診断や治療の代わりにはなりません。症状が強い場合や、急激に悪化している場合、緊急性があると感じる場合は、医療機関や救急窓口にご相談ください。

4つの診療科の違い

診療科主な対象よく診る症状
内科全身の病気全般(臓器・内科疾患)風邪・糖尿病・高血圧・発熱など
心療内科心身症(ストレス等が原因の身体症状)胃痛・頭痛・不眠・過呼吸・めまい(心因性)
精神科精神疾患全般うつ病・不安障害・統合失調症・双極性障害など
神経内科脳・神経・筋肉の器質的疾患頭痛・めまい・しびれ・パーキンソン病・認知症

心療内科と精神科の違い

この2つは混同されがちですが、もともとの専門が異なります。

心療内科:

  • ストレス・精神的な負担が原因で、身体に症状が出ている状態を専門に扱う
  • 「過労で胃が痛い」「緊張すると下痢になる」「仕事のストレスで眠れない」など
  • 軽〜中程度のうつ・不安も診ることが多い

精神科:

  • 精神疾患全般を診る。うつ・不安障害・統合失調症・双極性障害・ADHD・依存症など
  • 心療内科より症状が重いケースにも対応
  • 薬の処方範囲が広い

実際には、多くのクリニックが「心療内科・精神科」を併設していて、厳密な区別なく受診できます。「どちらに行けばいいか」で悩むより、「まず予約が取れるところに行く」でOKです。

神経内科は「神経」の「内科」

神経内科は、脳・脊髄・末梢神経・筋肉の器質的(体の構造・機能の問題による)疾患を扱います。

  • 頭痛(片頭痛・緊張型頭痛)
  • めまい・ふらつき
  • 手足のしびれ・麻痺
  • パーキンソン病
  • 認知症(アルツハイマー等)
  • 多発性硬化症

「精神的なことは神経内科でも診てもらえる?」という質問をよく受けますが、神経内科は精神疾患は専門外です。うつや不安は心療内科・精神科へ。

症状別の受診先の目安

どこに行けばいいかの目安

  • 気分が落ち込む・意欲がない・眠れない(2週間以上) → 心療内科・精神科
  • 強い不安・パニック・恐怖が繰り返す → 心療内科・精神科
  • ストレスで胃が痛い・頭が痛い・過呼吸になる → 心療内科
  • 突然の激しい頭痛・頭痛が悪化している → 神経内科(または脳神経外科)
  • 手足のしびれ・動かしにくい → 神経内科
  • めまい → 原因による(耳鼻科・神経内科・内科)
  • どれかわからない → まず内科・かかりつけ医

「めまい」はどこへ?

めまいは原因によって受診先が変わります。

めまいの種類受診先
ぐるぐる回る(回転性)耳鼻科(三半規管の問題が多い)
ふわふわする(浮動性)内科・神経内科
立ちくらみ内科(血圧・貧血など)
ストレス・緊張で起きる心療内科・内科

迷う場合はまず内科に行って、必要なら専門科に紹介してもらうのが確実です。

「何科かわからない」ときの対処

「自分の症状がどの科かわからない」という場合は:

  1. 内科かかりつけ医に相談する(他科への紹介をしてもらえる)
  2. オンライン診療で「症状を相談して診てもらいたい」と伝える
  3. 救急(急な強い症状の場合)

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関連記事・公式確認

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